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先端医療開発センター NCC-EPOC

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排泄物を用いたがん早期診断法の開発

私たちは、排泄物中の剥離がん細胞を用いてがんの早期診断法を開発・研究しています。大腸がんは大腸粘膜から発生し、常に便と接しています。そのため大腸がん患者の便には剥離した大腸がん細胞が含まれており、便中剥離がん細胞を効率よく分離する方法としてイムノビーズを用いた細胞分離法を開発・報告しました1,2。細胞分離に引き続き、APCやKras、p53などのがん特異的遺伝子の変異解析を直接シークエンス法1やSSCP法3を用いて報告しました。さらに簡便な検査法としてreal-time RT-PCR法を用いて、COX2やMYBL2、MMP7、p53などのがん特異的遺伝子の発現解析4や、miR-17-92 clusterやmiR-21、miR-135などのがん特異的miRNAの発現解析5を報告してきました。現在は、便から分離した細胞だけでなく便そのものも用いて、便RNA検査の有用性を検討しています(表)。

表 自然排泄便を用いた新しい大腸がん診断法

自然排泄便を用いた新しい大腸がん診断法

便以外の排泄物に関しても研究を行っています。子宮がん患者の帯下にも剥離子宮がん細胞が含まれており、オートスキャン式蛍光顕微鏡やFlow cytometerを用いて、剥離子宮がん細胞を同定する方法を開発しています。最近私たちは子宮体がん診断抗体セットを確立し、蛍光免疫染色とオートスキャン式蛍光顕微鏡を併用したバーチャル細胞診の可能性を報告しました6。さらなる研究として、新規イムノビーズを用いた子宮体がん細胞分離とそれに引き続く診断法の開発を行っています(図)。

図 オートスキャン式蛍光顕微鏡を用いたバーチャル細胞診の概要

オートスキャン式蛍光顕微鏡を用いたバーチャル細胞診の概要

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