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先端医療開発センター NCC-EPOC

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医薬品開発グループ:精神腫瘍学開発分野 主な研究内容 Research Projects 精神腫瘍学開発分野 トップページへ戻る

がん患者の抑うつの有病率とその関連・予測因子の解析

がんの全臨床経過における抑うつの有病率調査を主に東病院の患者を対象に、精神医学的診断面接法を用いて調査を行った1-8

結果をまとめると、抑うつ (うつ病、適応障害) の有病率は、遺伝子検査結果開示1ヵ月後 (HNPCC 0%、7%) 、がん診断後 (頭頸部4%、13%;進行期肺5%、14%) 、がん初期治療後 (早期肺4%、5%;乳腺5%、18%) 、再発 (乳腺7%、35%) 、終末期 (がん種混合7%、16%) であった。抑うつの有病率は再発後、終末期が最も高く、以下、がん診断、治療後、遺伝子検査後の順であった。

抑うつの関連因子は、身体医学的因子 (痛み、悪い身体状態、進行病期、早期再発 (<24ヵ月) 、年齢 (<65歳) ) 、心理学的因子 (うつ病の既往、絶望的態度) 、社会的因子 (独居、乏しいサポート、子供の病気) と多次元的であった。

がん患者の抑うつの1ヵ月有病率 (%)

がん患者の抑うつの1ヵ月有病率 (%)

早期・進行肺がん、終末期がんにおいて縦断調査を行った結果、予測因子は、ベースラインの抑うつ (閾値下) が共通していた。

以上のことから、がんの抑うつの予防 (閾値下の抑うつの評価とその対応) 、早期発見 (抑うつのスクリーニング) 、標準的治療 (薬物療法、精神療法、身体心理社会的関連因子の評価とその対応) を組み合わせた効果的介入法の開発・応用が必要であることが示唆された。

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