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先端医療開発センター NCC-EPOC

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近年、バイオマーカー(標的分子)に基づく治療薬選択の重要性が増し、多くのがん種で臨床導入されています。胃がんや大腸がんのような罹患率の高いがんでも複数の標的分子により1-5%の頻度の小集団に細分化され、希少がんのような小集団となりつつあります。このような背景のなか、がん患者さんに最適な治療薬をいち早く届けるためには、標的分子を正確かつ迅速に同定することです。そのためには標的分子を包括的に同定するマルチプレックス診断薬開発が必要となります。今後間違いなく増え続ける複数の標的分子を同定するマルチプレックス診断薬開発には、次世代シーケンサー技術は不可欠でありますが、一方、このように細分化された小集団において臨床的有用性をどのように検証するかという難題に直面しています。

GI-SCREEN-Japanは、2014年2月より国内の主要ながん専門病院や大学病院と協働して、「頻度は少ないが有望な治療薬があるがん患者さん」を全国規模で見つけ出し、新しい治療薬が届く環境を整備する目的で設立されました。開始当時は、ある希少な大腸がんを見つけ出すことを目的としていましたが、2015年2月より、産学連携全国がんゲノムスクリーニング事業(SCRUM-Japan)の一員となり、大腸がんだけでなく胃がんや食道がんといった消化器がん全体にその範囲を広げました。さらに、次世代シーケンサー技術を応用した最高のマルチプレックス診断薬を導入いたしました。「頻度は少ないが有望な治療薬がある消化器がん患者さん」を同定し、わが国のがん患者さんに世界で一番早く、新しい有望な治療薬を届けることを使命としています。SCRUM-Japan/GI-SCREEN-Japanはこれからも活動の範囲をダイナミックに広げていきたいと思います。

SCRUM-Japan/GI-SCREEN-Japan研究代表者 吉野 孝之
(国立がん研究センター東病院 消化管内科長)

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